草野マサムネ考
10代のころ、CDが擦り切れるほど聞きたおしたスピッツについて。
そのボーカルの草野マサムネ氏について考えてみたい。
ポップで分かりやすいメロディーに乗せ、
少年のような涼やかな声でサラリと歌っているので気づきにくいのだが、
冷静に観察してみると、
この男、かなりの変態である。
(もちろん、ここで言う「変態」は褒め言葉)
変態を自認する私だが、彼はひょっとすると私より上・・黒帯持ってるかもしれない。
目覚めてすぐのコウモリが飛びはじめる夕暮れに
バレないように連れ出すから 鍵は開けておいてよ
君の心の片隅に居座ることを今決めたから
弱気なままの眼差しで夜が明けるまで見つめているよ
さよなら僕のシロツメクサと
手帖の隅で眠り続けるストーリー
風に吹かれた君の冷たい頬に触れてみた小さな午後
こういう歌を作る人は普段どういう生活を送ってるのだろうか、と考えた。
こんな歌詞は、一日24時間のうち25時間は妄想してるような人にしか書けない。
そう思っていたら、ある雑誌のインタビューに応えて
「いつも妄想ばかりしてます。こんな恋愛をしたらどうなるだろう、とか、こんな子がいたらどうだろう、とか」
と草野氏。
インタビュアーの「いつ妄想してるんですか?」の問いに
草野「もうほとんどいつでも・・・今この瞬間も妄想してる(笑)」
あ、やはり図星だったのね、と。
(注:記憶で書いているため、草野氏の発言は一字一句同じではありません)
草野マサムネの歌の中に出てくるような女性は現実には存在しない。
女性の立場から言わせてもらうと、こんなにピュアな女性はどこにもいない(笑)
「この魔法で 作り上げたよ 誰も触れない 二人だけの国」
そう、まさに、草野さんの妄想世界で生き続ける、魔法で作り上げた理想の女性。
彼の歌の特徴の一つとして、
男性歌手であるにも関わらず性的要素が見つからない禁欲的な側面がある。
そのクリーンなロマンチシズムが乙女たちの心を鷲掴みにするのだ。
だがしかし。
よくよーく見てみると、
子供のころは、スピッツの歌にはセックスアピールが感じられないと思ってたのだが
それはうまくオブラートに包んであるだけで
実は、どの歌もかなりエロい。
さっきも述べたように、時には、どこか偏執的でさえある。
いやいや草野マサムネ。
本当に食えない男だ。
あんな可愛いのに・・・。
顔といい髪型といいファッションといい草野さんの可愛さは犯罪級ですよね。
あの人はファンタジーの世界に住んでる妖精さんなんだよ、うん・・・。
40代に入っても、これほど「おじさん」の似合わない人もいないだろう。
永遠の青年・草野が描き出す妄想世界こそスピッツの魅力ではなかろうか。
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コメント
マサムネは妄想世界の住人、永遠の妖精‥全く同感です。そしてわたしもマサムネ妄想ワールドにどっぷり漬かって生きてます。
投稿: あさぼん | 2009年7月12日 (日) 13時26分
あさぼんさん>
まぁーこんな昔の日記にコメントどうもです。何キッカケで御覧になったんだろう(笑)
草野さんの歌詞は砂糖菓子に溺れてるだけじゃなく、不意に生々しくなる瞬間があってその裏の面に興味あります。
投稿: 巌 | 2009年7月12日 (日) 15時45分
まさかお返事いただけるとは!感激です。「草野マサムネ」で検索して偶然見つけました笑。私はマサムネワールドの(痛み)に強く惹かれます。自分が若さゆえに踏み付けてきたものや、打ち捨ててきたものが歌詞にちりばめられているような気がします。スピッツを聴くことは私にとっては「自虐行為」に近いのです。
投稿: あさぼん | 2009年7月12日 (日) 21時46分
そうですか。ここに検索でやってくる方も珍しい。
スピッツは、五月の爽やかな風に、こそっと猛毒を含ませているように思います。
あらー、この料理美味しいですねー、材料はなんですか?って聞いたらけっこうエグい食材が入ってたよ、のような。
こんなとこにコメントもらえると思わなかったので僕もビックリです。
投稿: 巌 | 2009年7月12日 (日) 22時44分
そうですね!エグいものが、じっくりと隠し味になって(麻薬系?)いつのまにか中毒です。巌さんは男性だったんですね(名前で判れよ)他の日記は舞台演劇の事が殆どのようで、たまたま草野さんの事を書いてくださったのを読めたのはラッキーでした♪変態分析はかなり的を得てるなと(笑)朝まで語ってしまいそうなので(マジで)これで失礼します。楽しかったです♪ありがとうございました。
投稿: あさぼん | 2009年7月13日 (月) 00時24分