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2009年3月

2009年3月31日 (火)

情熱大陸(堺氏)

堺さんなので久々に「情熱大陸」見てみるべぇと。いつぶりだろう。

「僕あんまり情熱ないんで、「情熱大陸」に出ても・・・・」と謙遜するが、この人ほど情熱のある人はそうそういないと思う。

おっ大隈講堂出たー劇研だー東京オレンジだー

以前、何かの雑誌で

「早稲田を中退して立派な役者になった人は多い」

みたいなことが書かれていたけど

それは原因と結果が反対である。

中退したから立派な役者になれたのじゃなくて

ただ単に、劇研に入ったら授業に出らんなくなって卒業できなくなるだけだ。

優秀な人でも劇研に入った途端ばったりと授業から足が遠のく。

恐ろしい。

堺さんのような柔和な顔立ちは自分の顔と真逆なので羨ましく思います。

美人だなぁー(男性に言う言葉ではない。)

「どんな時も笑顔を絶やさない」とナレーションで言われていましたが、それは分からんよ。

笑ってなくても笑ってるように見える顔なので

笑顔を絶やしていてもそれに周りが気づかないだけかもしれない(笑)。

憑依型の役者に憧れる、という話を興味深く思った。

憑依型と自力型で言うなら自分は後者であろう、と堺氏。

考えてみると、私の好きな役者さんというのはほとんど「自力型」である。

自力型のアプローチの役者のほうが好みなのかもしれない。

でも私には堺さんは狂気の塊のように見えます。

役でも素顔でも。

あ、國村さんと池鉄がチラと出てくるので、そちらも好きな方は、是非。

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2009年3月26日 (木)

東京サンシャインボーイズ「returns」

徹夜して書きました。こんな長文レポを書くのは最初で最後だと思います。拙い文章ではございますが、少しでもお役に立てればと、思い出せる限り詳細に書いてみます。「行けないならせめて、行った人の話だけでもいいから聞きたい」という気持ちになることは私もよくあるので。こんなレポートでも無いよりはいいかと。あまりに長い観劇記録のため、便宜上、敬称略で書いている箇所がございます。御了承ください。あらすじだけ知りたい人は前半を読み飛ばしてください。

では、いくぜっ!

東京サンシャインボーイズ「returns

作・演出:三谷幸喜

出演:相島一之 阿南健治 伊藤俊人 小原雅人 梶原善 甲本雅裕 小林隆 近藤芳正  斉藤清子 谷川清美(演劇集団円) 西田薫 西村雅彦 野仲イサオ 宮地雅子 吉田羊(声の出演:山寺宏一 戸田恵子)

21:30開演 上演時間80分 3500

最終公演「罠」に参加した俳優は客演も含め全員参加。「蜉蝣峠」本番中の梶原善は映像で参加。伊藤俊人は声で参加。初期メンバーの深沢敦と松重豊も参加したら巌は更に喜ぶが(笑)それはいくらなんでも強欲すぎ。今回は「罠」のメンバーで、ということにしたそうだ。

客席の年齢層はやや高め。(30代~40代くらいが最多、もっと上の世代の方もいらした)私が一番若造くらいかもしれない。標準より男性が多め(男性35%、女性65%くらい)やはり皆さん苦労してチケットを手に入れた方が多いようで、席に座っているとあちらこちらからチケット獲得の武勇伝が耳に入ってくる。倍率は50倍だったそうな(と聞こえてきた)

チケット申込の際、希望日と座席を選ぶようになっていた。「指定席」か「ベンチシート」か。てっきり、指定席っていうのは見やすいきちんとした席で、ベンチシートっていうのは通路に臨時で設けた端っこの補助席か最後列のことだろうと思っていた。当選したのはベンチ希望で出した日。で、行ってみたら

ベンチシート=最前2列(というより、最前列の座席と舞台の間の空間に、さらに無理やり2列ねじこんだ感じ)

膝の高さくらいしかない舞台までの距離50センチ。

近い。

近い席のことを「かぶりつき」と例えることがあるが、これはそれ以上に近・・・・「抱きつき」の席・・・いやホント、ハグしたくらいの満足感。顔はもちろん、服の布地まではっきり見える。表情シワや白髪まで(そんなとこ見なさんな。)

そんな間近で役者さんをガン見。セクハラで訴えられても弁解できないくらいガン見。だってこの距離でこの人たちが揃ってる芝居を観ることなんてもう一生ないだろうから。

眼前で西村が相島が小林が甲本が阿南が野仲が近藤が小原が

おおおおおー。10本分の芝居を一度に見たくらいの濃さ。

どういう演技するのか、どういう技術なのか、どういう方法なのか、できるだけ吸収して帰りたかったので、じーっと見ていた。

メインのセリフをしゃべってる俳優の後ろで、ほかの人がどんな動きをしているか、とか。スライドを見ている場面では観客の目線がスライドに行っているので、その時、ほかの俳優はどんな表情をしているか、とか。声の出し方とか。体の向きとか。(どっち向くかって地味に難しくないですか?)

プロだからと言われればそれまでだが、こんなに近くでじっと見られてるのにそっちに注意を取られず集中力が切れないのは流石。

充電期間に入ってから15年が経ち、彼らの年齢もだいたい40代後半に差し掛かった。そらみんなそれなりに老けたが、変わっていないと言えば変わっていない。

///さて、ここから、あらすじ。

一人の女性が舞台に現れ、パイプ椅子を舞台に並べていく。椅子の数は12並べ終わると、がやがやと人が入ってくる。

担任だった柴田村先生から同窓会の案内が届き、小学校の同級生12人が集められた。

しかし当の柴田村先生は来ておらず、代わり彼らを迎えたのはその謎の女性(吉田)。

とりあえず着席し、名前を呼ばれた人から前に出て、軽く自己紹介&近況報告。

並び順は確か

後列左から 西田、小原、野仲、西村、相島、近藤

前列左から 阿南、小林、甲本、斉藤、宮地、谷川

あー違ってたらごめん。前列はよく見えたのだが、後列の野仲小原西村あたりの並びは記憶が怪しい。

相島一之 役者。赤の派手シャツにジーパン。正義の味方・アリマンダー(だったか?)とか言う戦隊モノの役で20年食ってる。少し役者として行き詰った感じの役どころか。

阿南健治 上司と喧嘩して会社をやめたところ

西田薫 主人の和田が都合で来られないので代理で来たという和田夫人。

小原雅人 タクシーの運転手。そのままの制服。

甲本雅裕 ディスカウントショップ「サンチョパンサ」店長。(「HR」で小日向さんがやってたお店の名前と同じ)。冒頭部分で地デジについて熱く語る

小林隆 リストラされて今はマッサージ師。15150円。安。

近藤芳正 ガラの悪い怪しげな白スーツに首から数珠(?)。日暮里の駅前で日サロ経営(と自己紹介していたが嘘であることが後に明らかに)

斉藤清子 主婦。ワンピースだったと思う。

谷川清美 獣医。患者さん(ダンボールに入ったハムスター)を持参。眼鏡かけてた

西村雅彦 グレーのスリーピース。ホテルで支配人をやっていたがそのホテルがつぶれ、妻の親戚の家の店を手伝っていたがそこもつぶれ、今はスーパーで副店長として働いているがそこも先週火事になり・・・と踏んだり蹴ったり

野仲イサオ リストラに遭い、友人の牧場を手伝っている。ツナギ姿。

宮地雅子 結婚後、離婚。3人の子持ちでファミレスで働く。オレンジのトップスに白のカプリパンツ

自己紹介後、謎の女性が言うには、柴田村先生は実は病気で既に他界したという。

この女性は柴田村先生の娘だった。

「ではわれわれは今日、なんのためにここに集められたのだ?」

「クラスの中でも地味な存在だったわれわれ12人だけが集められた理由は?」

という問いに、柴田村の娘曰く

3日後に地球は宇宙人に攻撃されます。

父は宇宙科学を研究してそのことにいち早く気づきました。

皆さんは父が選んだ、特殊能力を持つ12人なのです。

みんなで力を合わせて人類を滅亡から救ってください」

「何を言っとんじゃコイツは」と呆気にとられる一同。

客席もポカーン。(甲本さんだけ本気で信じてるのが可笑しい)

SFで来るとはね。おそらくこれ、米ドラマ「ヒーローズ」のパロディです。

ばかばかしい、何を言い出すんだ、帰ろう!と席を立つみんなを甲本を含めた何人かが引き留める。

「そもそも他にも教え子はいっぱいいるのに何で俺たちなわけ?」

「それはあなたたちは1961年という特別な年に生まれているからであり・・・。

1961という数字はひっくり返しても1961。これはとても稀です。

次にこのような現象が起こるのは6009年を待たなければなりません」

「なんだよそれは」

「もしその宇宙人が攻めてくるのが事実だとすれば、まずは警察に行くべきじゃないのか」

「行きました。父は警察に何度も訴えましたが信じてもらえませんでした。ですからみなさんに・・・」

とかくだらないやりとりで揉めていると、実は先生から皆に遺言のビデオテープが届いているという。みんなでそのスライドを見る。

お茶の水博士みたいな髪型の柴田村先生(梶原)。前置きが長く、だらだらしゃべっている。どんな能力を持っているかという話の核心の部分でブチッととぎれるビデオテープ。(急に犬の映像に切り替わるのだがあれはたぶん三谷さん家のわんこ・とびくんだと思う)

こんなビデオでは何も分からない。

ふざけるな!やっぱり帰ろう!という人、多数。

それを引き留める相島。「先生は冗談や世迷言を言うような人間じゃなかった、きっと僕らが選ばれた理由が何かあるはずだ。せっかく何十年ぶりに集まったのだから、ちょっとだけ、みんなで考えてみようよ!」

相島の懸命な説得に、そこまで言うなら・・・としぶしぶ腰を下ろす面々。

で、それぞれどんな特殊能力を持っているのか、小学校のころの記憶を手掛かりに、みんなで考え、一人一人の能力がだんだん明らかになってゆく。そう言えばこんなことがあった、あんなことがあった、と。この能力の当てっこでみんなが一喜一憂するさまが楽しい。

相島一之 くじけない心 バラバラになりそうな集団をつなぎとめる心の優しさ。コンフィダント絆。

阿南健治 空を飛ぶことができる

伊藤俊人 不死身。生命力が強い。

小原雅人 息を長い間止めておくことができる。2分くらい平気。

甲本雅裕 じゃんけんが異常に強い。相島さんと高速じゃんけんし、30連勝。

小林隆 物と話すことができる

近藤芳正 丹下さん(この人だけは役名も覚えている。「罠」のパロディだろう)。タンゲさんだけどチンゲさん。モノマネが得意。レパートリーは田中角栄、フランク永井、森進一など。

斉藤清子 気功術のような力を使い、人間をはねとばすことができる

谷川清美 とびぬけて記憶力がいい

西村雅彦 瞬間移動(テレポーテーション)できる

野仲イサオ 予知夢を見ることができる

宮地雅子 電気に強い。スタンガンあてられてもケロッとしている

早い段階で自分の能力が見つかる者のグループと、いつまで経っても自分の能力が分からず、自分は取り柄がないと悩む者のグループに分かれていく。一番最初に能力が見つかったのは近藤で、そのあと次々とほかの者が続き、最後のほうまで残っていたのが西村・小林・相島。小林の力が分かり、一人抜け、西村相島が残る。終始ふてくされ気味だった西村がガバッと土下座する。

「どうか僕の能力もつきとめてください!」

そして西村の瞬間移動の力が分かり、最後の相島の力も明らかになり。

「よーし、これで全員の能力が分かった!俺達で地球を救うんだ!」「おー!」

と、ここで柴田村の娘がダンボールの中から「これを皆さんに」と「UPT」(宇宙防衛軍)のロゴの入ったキャップを12人に配る。しかし帽子は11個・・・1個足りない。そう言えば父は「ベスト11」を選んだはず、と言う娘。ということは同窓会の案内をもらってない人間がこの中に1人いる?

「そう言えば・・・・この中に1人だけ、宴会芸レベルの力しか持っていないやつがいる・・・」皆の目線は近藤に。

実は近藤の本当の職業は公安の刑事であった。他の11人のクラスメイトなのは嘘ではないが、彼は招待状はもらっていない。先日、宇宙人が攻めてくると言って警察に飛び込んできた変なじいさんの経歴を調べてみると自分の小学校の恩師だった。柴田村先生は精神病院に収容されており、つまり狂っていたのだ。こんなのは茶番だ、すべては頭のおかしい学者とその娘の作り上げた妄想だ!とことの顛末を説明し、「なぜならここは、柴田村先生の研究室じゃない!ここはシアタートップスだ!」と言って舞台頭上の「シアタートップス」のロゴにかけてあった幕をはぐりとる近藤。

その一言で夢から覚める一同。宴は終わったのだ。

なんだ、やっぱり特殊能力なんて自分にはないんだ・・・と。そして彼らは他愛のないいつもの日常に戻り、帰っていく。

泣き崩れる娘に、相島は「大丈夫。大丈夫だよ」と何度も言う。「何が大丈夫なんだよ!」と後から声が飛んでくるが、相島は「なんか・・・なんか分かんないけど、大丈夫な気がするんだ。だから大丈夫。」と励ますような優しい声で娘に言う。

ニヒルな(役柄だった)西村が去り際に「夢は無駄だとは思わない。ほんの一時、夢を見られただけでも幸せだと思うじゃないか。少なくとも俺は・・・・。」と言うのがニクい。きっと三谷さんが本公演で一番言いたかったのはこれだろう。

最後、数人だけが舞台上に残り、ふとしたキッカケから、小林の「動物と話すことができる」という能力だけは本当であったことが明らかになり「えっ・・・・?」

となったところで暗転。終幕。

・・・と思いきや、そのまま「returns」第二部予告へ突入。実は宇宙人が攻めてくるのは本当だった!というアナウンスが流れ、戦隊モノのピカピカの服を着て、キャップをかぶったメンバーが舞台上に次々と現れる。宇宙人と闘うUPT(宇宙防衛軍)の面々。ばかばかしいけどおかしい。宇宙人と戦いながら幕。そのままカーテンコール。

カーテンコールの後、アナウンス。「これより15年間の休憩に入ります」

////以下、俳優について、など。雑感。

お分かりのように、かなり荒唐無稽ででたらめ嘘八百な話でした。

一番最後まで能力が見つけられず、一人取り残されてるのが「相島一之」であるのは、なるほど、三谷が書くのならばきっとそうするであろう、と納得。相島さんに取り柄がないという意味ではなく、キャラクターとして、彼の魅力はあの優しい人柄だと思うので・・・。今回の芝居だって、相島氏が「トップスが閉館になるから何かやろう」と三谷に持ちかけたことがキッカケで皆が集まったのだ。そう、彼はまさに、コンフィダント。

西村さんは、「陰湿なマゾヒスト」「心優しきサディスト」の二つの役柄を得意としている、と三谷氏が評していたことがあるが今回はこのどちらかで言えば後者。ぶすっとしていて気難しいが、意外と乗りやすいとこもあり・・・。西村氏は長身で手足が長く、立ち姿が美しい印象がある。実際、生で見てもやはりスタイルが良くかっこよかった。三つ揃えスーツがよく似合う。彼のエッセイに感銘を受け、手書きで写したことがあった。桑原君(伊藤)と二人でやっていた「今泉」の苦労話や、劇団時代の悩みなど率直な気持ちが書かれていて非常に面白かった。

意外だったのが、相島氏の足の長さ&細さ。足が長いのは良いことなのだが、ずいぶん痩せておられた。風の噂では、昨年少し体調を崩されていたとか。(そんな大病ではないと思います)くれぐれもお体ご自愛いただきたい。

私が好きな役者さんに望むことの一番は「元気でいること」。ファンサービスとか私はいらないので(くれるのならもらうけどオイ。)とにかく病気にならないで。いつまでも元気でいて。たくさんお仕事して、私に素敵な芝居を見せてください。

その意味では、働き過ぎて頑張り過ぎて死んじまった伊藤俊人には「ばかやろう!」と泣きながら言いたくなってしまう。いくら仕事が大事でも、死んだらいかん。死んだらつまらんよ。(彼は急性くも膜下出血で亡くなったのだが、そもそも強い頭痛がしたのを我慢して仕事を続けていたため病院に行くのが遅れたのだ)

梶原さんは、彼ら生徒たちの恩師役で、スライドで映像出演。彼のスライドが映った瞬間に大きな笑い声が起き、おいしい役でした。ぜひ善さんにもここにいてほしかったが・・・新感線の芝居と重なったのでは致し方ないか。

この芝居のキャストには「伊藤俊人」もきちんとクレジットされている(このあたりにウルッとさせられる)「故」などという文字もつかず、「伊藤俊人」が出るのだ、とはっきり書いてある。どういう形で出ているのかというと、集まった同級生の中には「和田」という人物がおり(「和田」は「君となら」「王様のレストラン」での伊藤の役名)夫が来られないので、私が代理で来ました、という和田夫人(西田薫)。あとから、和田君は1週間前に交通事故で亡くなった旨が皆に伝えられる。和田夫人は、主人は皆さんに会いたがっていた、と骨壺を持参しており

その骨壺に話しかけると、和田(伊藤俊人)の声が返事する、というわけだ。この芝居はコメディなのに、ここだけは私は半泣き。

今回、新たに座組みに加わったのが吉田羊さん。涼しげな美人だ。この短期間の稽古でよくあれだけセリフ入ったなぁという・・・。あれこれ皆に説明しなきゃいけない役なのでトチれないし。いやどの役でもトチっちゃいけないんだけどさ。あの人たちを相手にまとめ役を引き受けるのはプレッシャーもあったろう。

そう言えば今回、セリフを噛んだ人は誰もいなかったようだ。しだけもにゃっと聞きにくい部分は12回あったけど「噛んだ」という程ではなかった。ほぼノーミスと言ってよいと思う。

ああ、他の人についても書きたいのだけど、私の記憶力と体力にも限界があるので、このあたりで勘弁してください(笑)あー甲本さんとか近藤さんとかも書きたいんですけどね。みんな、みんなステキでした。

楽しかったです。こんな時間を私にくれて、どうもありがとうございました。そしてここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

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2009年3月24日 (火)

未来派

今年は未来派100周年だそうです。

ついでに言うと太宰治・松本清張生誕100周年。

もっとついでに言うとダーウィン生誕200周年、「種の起源」が書かれてちょうど150年。

はー日本が大政奉還とかやってる時に、欧米ではもうすでに進化論の話が出てたんだなぁー

まぁダーウィンは関係なくて、未来派100周年ということでイタリアやフランスではイベントが催されているようです。

本屋さんで「未来派2009」という本をパラパラしてたらどこか見覚えのある写真があった。

20090216055728_2

これって・・・このマリネッティ(真ん中に映っている人。未来派を提唱した主要人物)って・・・・

20071215181345_2

このシルエットって・・・・

Asa83_2

これじゃないか。

美術や装丁を鈴木成一という人が手掛けてるというのは聞いたことあったし

このシルエットもなんか元ネタがあるんだろうなとは思っていたのですが

未来派は思いつかなかったわ。

・・・もしかしてそんなことはファンの間ではとっくに常識だったりするのかしら。

そう言えばマリネッティの写真に写っているのは5人。朝日の出演者も5人だ。

未来派5人の芝居だということか・・?

オープニングYMOだし。

「ただ単にかっこよかったんで使った」とかそういうオチな気もします(笑)

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2009年3月23日 (月)

太陽を盗んだ男

Jolietaiyo

ジュリーだよジュリー。

http://www.amuse-s-e.co.jp/taiyo/

四方八方から「これは絶対いいから見ろ」と薦められていたのです。

うん、すっごいおもしろかった!教えてくれてありがと!

娯楽作としても非常に面白いが、軽い馬鹿なノリに見せかけ痛烈な風刺を含んでいる。

「俺は原爆を手に入れた。しかしそうして俺は何がしたいんだ?」

「私は天皇である。しかし、天皇になって俺は何がしたいんだ?」

この二つは同義である。

端的に言えば

「私たちは何がしたくて生きてるんだ?」

ということだ。

科学技術は進歩したが、現在、私たちは、地に足をつけて生きていない居心地の悪さを抱えながら生活している。

「何だってできるよ」と言われても、「じゃあ僕は何がしたいのか」と立ちつくしてしまうのだ。

ある別の芝居で、自分を天皇だと思い込んでいる精神分裂病の男が錯乱してこう叫ぶシーンがある。

「本当は僕が誰なのか分からないんだ

天皇じゃないなんて分かってたんだ。ずっと前にだ!

でも天皇じゃないんなら僕は誰なのか分からないんだ

(中略)

僕は知ってしまったんだ。本当の僕なんかないんだってことを

本当の僕なんか存在しない

僕は僕の中にいくら旅を続けても本当の僕なんか存在しないんだ

じゃあ今しゃべってる僕はいったい何なんだ

僕は何なんだ!

(中略)

これは治療とは関係のない問題なんだ

治療を受け僕が正常になったとしても

僕はただ今と同じ何でもない僕に戻るだけなんだ!そして不安を・・・!」

こんな抜粋ではうまく伝わらないことは承知だが、

何者でもない自分を抱えて彷徨う孤独な姿は

「太陽」の原爆を抱えて彷徨う城戸先生とどこか重なるような気がしてならない。

一方、「太陽」の主人公は、城戸という冴えない理科教師。

彼はプルトニウムを原発から盗み出し、原爆を作り上げ、それをネタに警察を脅すのだが、その要求というのが実にくだらない。

「テレビのナイターさぁ、延長になると途中で切られちゃうのが嫌なんだよね。

ちゃんと最後まで見せてよ!でないと爆弾使うよ?」

テロリストというより超タチの悪いのび太みたいな城戸先生。

何やってんだおまえは。と言いたくなるが、私は木戸を笑うことができない。

「おまえは何がしたくて生きているんだ?」

残念なことに、30年後の現在でも、この問いに堂々と答えられる人間はそう多くはないからだ。

原爆を作った際に城戸は被爆していたことが後半で明らかになる。

歯茎から血が出ているのを見て覚悟を決める城戸。

警官に包囲されたデパートのトイレで自分の髪がごそっと抜けているのを見て錯乱する姿も悲しい。

そもそも、男がたった一人で、自分の小さなアパートで、世界を滅亡させる核兵器を作る・・・

というその設定からしてあまりに孤独である。

原爆という存在に対して、それに向かい合う一人の人間があまりに過小で儚く

とてもアンバランスなのだ。

この映画の戦慄は凄まじいが、一方でとてもやりきれない感じを受ける。

※最後に不真面目な話をすると、刑事の菅原文太の不死身っぷりが面白いのなんの(笑)何だアイツは。

大傑作。必見

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2009年3月22日 (日)

「表裏源内蛙合戦」

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http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/08_omoteura/index.html

長――――――――――――――――――――――。

3時間ちょいくらいの気構えで見てたら4時間くらいあったよ。

これマチネ・ソワレの一日2回やってたって

おーまーえーらー阿―呆―かー!

死ぬぞ。

あーあーあー。

私くらいの労働量で「しんどい」とか「疲れた」とか言ってたら甘いわ。

自分が恥ずかしくなった。

そして役者というのは超人集団なんだなとあらためて思った。

積んでるエンジンが違う。

もうオリンピックとか出ればいいじゃん(無茶苦茶)

これだけ歌わされると、声つぶした時は地獄ですね。怖いよー

演るほうも大変だけど観るほうも元気のある時に見ないと。

私の場合、これは家で映像で見たほうがベターだったかも。

劇場で見てたらたぶんバッテリー切れで集中して見れなかった可能性アリ。

「あ、今んとこもう一回見たい」と巻き戻したりしてたら丸一日経っていた。

上川さんと言えばやはり陸一心なんですが

4時間主役を張り続けるパワーに感服しました。

上川さんで私が好きな役柄は「青の時代」でこんなヤバい目つきの↓役だったりするので

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今回・・・特に源内が落ちぶれて苛立っていくとこ良かった。

表の白源内にちょっかい出してくる裏の黒源内。

こういうとこの遊び方というか、客のいじり方とか上手いんだよね勝ちゃん。

体の重心の置き方のバランスがいいし・・・

テンポの取り方とか間とか、私も話をする時に取り入れようとやってみたりするのだけどなかなかできない。

源内さんと言えばエレキテルを作った奇人・天才として知られていますが

どちらかと言うと私の中では

「何かをやろうとしてもがき続けたけど何も成し遂げなかった人」

という、悲しさ、虚しさのようなものを思わせる人物だったので

そのあたりがしっかり表現されていてフムフムと思いながら見ました。

早すぎた天才。

そんな言葉が浮かびます。

源内は逸話も多いですが謎に包まれた部分も多く、芝居にしがいのある人物です。

彼には同性愛者説もありまして、それ使うのかなと思ったけど、そういう描写はなかったですね。

それにしてもあのオープニングは粋ですな。

お客さんが「おぉ」と、どよめいていました。

口上もこれまたいなせで。

「いよっ○○屋!」

とか叫びたくなるね。

(全然関係ないけどグループ魂のコントの「中村屋」っていうネタが好きです。

http://www.youtube.com/watch?v=GygtX4bc_zw

合の手なのに演者の邪魔になってる、というただそれだけのネタなんだけど。)

余談:「自分スロー」ならぬ「自分回り舞台」はいつか宴会芸かなんかで使おう(笑)

舞台が回らないので自力で回る。

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2009年3月21日 (土)

「昔の女」

http://www.nntt.jac.go.jp/play/index.html

まずは遅刻してすいません(平身低頭)

チケットを取っていただきまして、行ってきました新国立「昔の女」。

っていうかチケット取ってもらっておいて、

その方に待ちぼうけくらわすってどういうことだ巌。

死刑っ!(「がきデカ」)

こりゃ怒られても仕方ないと思っていたのですが、笑って許してくれた友人に感謝。

で、内容ですが、これはテーマは何だったんでしょうか・・(結局分かんなかったらしい)

昔の女が訪れることから始まる家族崩壊の恐怖?

ぎこちない人間関係の危うさ?

なのかな・・・うん・・・

完全にサスペンスというわけでもないし・・・

怖いよと聞いていたのですがあのくらいは私にとっては怖いうちに入らない。

いやでも男性が見るとけっこう怖いかな。

どの登場人物も微妙に気持ち悪い(笑)のはたぶん原作にそういうニュアンスが含まれているのだと思う。

かいつまんで言うと

女は怖いねー

男は決められないねー

というお話。

どうも判然としない部分が残るというか、いや芝居がというより、

自分の頭の中でうまく整理できないうちに

ドーン(効果音)でボー(火)で終わっていた。

秘密のパンドラの箱を渡されて、開けちゃいけないよって言われて開けたらからっぽだった。

そんな気分。

最初と最後でトーンがガラッと変わるので、繋ぎ目をもっと滑らかにする方法があるような気がするなぁ・・と考えていました。

なにげなく当たるともなく女に投げた石が急所に当たってしまう、なんていうとこは

これを書いたプフェニヒさんは志賀直哉の「城の埼にて」を知ってるんかしら、と思ったり。

たぶん偶然の一致なんだろうな。

外国の新作を日本人キャストで見ることができたのが興味深かった。

外国作品だと、古典や有名なものの上演がほとんどで

日本で外国の新作を見る機会ってなかなか無いので。

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2009年3月20日 (金)

転校生

…と言っても大林宣彦監督の映画の「転校生」ではなく、演劇の「転校生」。

「転校生」再演です。

謎の怪人(と勝手に呼んでいる)・飴屋法水の演出。

作は平田オリザ。

初演は東京公演がなかったのだが

今回は東京でもやるらしい。

http://festival-tokyo.jp/program/transfer/index.html

だけど期間短いなぁ。

都合つけるのちょっと難しいかな。

そりゃグランギニョルという劇団をやってたのは20年以上前なので

あのころと比べれば美しい(美しすぎる)容貌は衰えておじさんになったが、

飴屋さんはどこか注目せずにはいられない妙な力がある。

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髪も染めないで白髪のままで伸ばしっぱなしだけど、

カッコ悪いか、と聞かれればカッコ悪くない。

これはこれでアリ。全然アリ。

飴屋さんがふふっ、と微笑んで呪文を唱えれば

魔法だって使えそうな、そんな気がしてくる。

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2009年3月16日 (月)

空を飛ぶ方法

たくさんの当てにしていた期待がはずれた。

そして、ひとつの当てにしてない期待が当たった。

クジとか恋の予感とか、まぁ何でもいいんだけど希望的観測を持った時に

「ひょっとしてこうなるといいな・・・いやそううまくいくはずはない」

ここで考えるのをやめて忘れてしまうのが実現のコツだとは分かってるのだけど

スケベ心(=欲)を出してついつい

「うまくいくはずはないけど・・・でももしかすると・・?いやそんな・・でも・・」

とぐずぐず考えてしまう。

ここまで考えてしまうとダメ。その「期待」ははずれる。

そんなmyジンクスがある。(自分に限ってのことなので、ほかの人にも当てはまるのかどうかは不明)

思いが強すぎると、投げる思い(球)が重くなりすぎちゃって、

球は目標まで届かずに地に落ちる。

一種の開き直りというか諦めというか

「ええい、ままよ!」「なるようになるさ」「これが失敗しても命を取られるわけじゃないんだから」みたいなのが

球を軽くして、遠くまで飛ばす最後のコツのように思う。

飛ぶためには軽く自由な体が必要だ。

ボクサーが減量するのも俊敏に動くためだと言うし。

そうやって、静かにでもいいから、心の芯に熱い気持ちさえ持ち続けていれば

縁や運を引き寄せることができるのかもしれない。

ただ、そのためには、ぼんやり生きているだけではダメで、

自分ができることを、何でもいい、その何かを、必死にやることだと思う。

そして、期待しすぎないこと。これは自戒を込めて。

頑張ったって、普通はそんなすぐに評価されたり見返りがあったりはしない。

たまーにあるけど、無いことのほうが多い。

あったらラッキー、なくて普通、なくてもいいさ。ゴーゴー!

な楽天家でいたい。

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2009年3月15日 (日)

劇団☆新感線「LOST SEVEN」

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1999年。

新感線公演には珍しく古田新太之丞と高田聖子嬢が出ておりませんが、

物足りないということはなく、非常に楽しんで観ました。

白雪姫の後日譚を、桐生操「本当は恐ろしいグリム童話」風に味付けしたようなお話。

あそこまでは怖くないか。

羽野アキちゃん絶好調。トバしてます。歌うまーい

数ある新感線作品の中でなぜにこれなのかっちゅうと

サリーちゃんのパパが

違う、テムラー公爵。コスダさん。

髪型がサリーパパ。かデビルマン。メルモちゃんにも似てます。

メルモちゃん↓

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そんなサリーパパ頭なのにかっこいい。

これからは、「小須田“様”」とお呼びしたほうが良いですか?

とお尋ねしたくなるほど高貴な悪の貴公子っぷり。

辛辣さとボケを兼ね備えた貴公子(笑)

設定も面白いよね。魔法の鏡を守って生きている魔族。

「動」な新感線に、一人「静」で挑んでるのに目を引かれました。

それに悪役愛好者としては、小須田さんが悪役ってだけで嬉しくて笑いが止まらない。

よく言われていることですけど、この方の声は特別ですね。

貴方が叫びながら登場すると、空気がビリビリ振動して鏡が割れそうです。

私の頭も割れそうです。

声量があって通る声というだけじゃなく・・こう・・神経の奥に刺さる感じ・・。

キーンてくるよ。カキ氷食べた時みたいな。

睨むだけで人を殺せる俳優は何人か思い浮かびますが、しゃべるだけで殺せる人もいましたね(笑)。

怒鳴られたくない人ナンバーワンです。

あの声で怒鳴られたら心が折れる。

・・・くどいですが褒めてるんだからね。

それからセリフで出てきた「われこわれこ」。

御存じですか?われこわれこ。

吉本新喜劇の由利謙さんのギャグで「われこわれこ」と言って「それ言うなら『これはこれは』や!」とつっこまれるのが定番なのです。

新喜劇が放送されてる地域にしか通じないと分かってるのに

それを東京公演でも堂々とやる新感線。

さすが在阪劇団。

私の好きな未知やすえさんのブチキレ芸もリクエストしていいですか。

↓「ガチャガチャ言うなやコラァボケェ!」から「怖かった♡」の切り替えが見事。

http://www.youtube.com/watch?v=EC2v4TBm6Ig&feature=PlayList&p=2CC98CCDDDFA3A5&playnext=1&index=1

あれれ。

タンロウ(京さん)やホセイ(明星さん)の話もしたかったのに

テムラーと吉本だけでエネルギー全部使っちゃったorz

あと、ここでもポロリ粟根さんが気になります・・・

アイゼン・ハインリッヒ(ていう役名からしてどうよこれ・笑)

ストーリー的には疑問や不満も残らないではないのですが

悪役がかっこよかったのでマル!(結局いつもそれ)

おまけでついてるカーテンコールの時のテムラーとハインリッヒが不遜でクール。

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2009年3月14日 (土)

気もそぞろ

★今、世田谷パブリックでやってる深っちゃんの「春琴」はどんな感じなのかなーと。http://setagaya-pt.jp/theater_info/2009/03/post_148.html

「春琴抄」と言えば山口百恵&三浦友和という鉄壁キャストを思い出します。

★本多劇場ではガジラの公演やってるんだね。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~cottone/pw/top.html

あっ、寺十吾(じつなし さとる)が出てるじゃないか。

松永レイチェルや塩野谷さんも出ているし、

私の好きな斎藤歩が・・・(笑)!

http://www.knockoutinc.net/profile/saito.html

※斎藤歩・・・北海道を拠点に活動する演劇人。映画「刑務所の中」の看守役で見て以来その奇妙な佇まいが記憶に残り、見かけると必ず目で追ってしまう謎の男。

今後の。二本。

★いのうえ歌舞伎「蛮幽鬼(ばんゆうき)」

http://www.vi-shinkansen.co.jp/news/index.cgi#09031101

ついに堺さんと早乙女くんが新感線に呼ばれました。

堺さんがどんだけド派手な扮装で出てくるのかさぁ楽しみだ。

しかし集客力の強い人ばかりでチケット確保できるのかしらこれ。

★「桜姫」

http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/shosai_09_sakura_gendai.html

古ちん菜っちゃん勘三郎さん白井さん大竹さん笹野さん、と

それぞれは知ってるのだけど、組み合わせの新しさに惹かれる。

脚本が長塚くん。演出が串田さん。

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2009年3月13日 (金)

ひらけ!ポンキッキ

ここの日記にも何度かお名前が登場している、

「子供のためのシェイクスピア」シリーズの脚本・演出を手掛ける山崎清介さん。この方。

A2d80bfd

http://www.ezuko.com/degi-uzu/seisuke.html

経歴を見れば「ひらけ!ポンキッキ」に出演していたという。

えっ・・・?

・・・・・・・・・・・・(記憶の糸をたぐる巌)

あー!山ちゃん!←いきなり「ちゃん」づけに戻った

20年前のチビ巌はそう呼んでいたもので。

つい子どもの顔に戻ってしまった。

山崎さんが出演していたのは87年から93年。

そうだ、93年にリニューアルしてから、前のほうが面白かったのに、と思って

あまり見なくなってしまったのだ。

山ちゃんと言えば、背がすらっと高くて、

ダンスや体操をノリノリで踊ってくれたり(コサックダンスを真似して足がつった)

全身タイツで文字を作ってくれたり

近所にいる物知りで優しいお兄さんっていう感じで・・・。

子どものころはああいう番組に出てる人が役者だという発想さえ無かったなぁ。

ああいう人が本当にいて、

普段からああやって歌って踊って暮らしてるのだと思っていた。

そんな山ちゃんと20年越しの再会。(無論テレビで見てただけで面識はございませんが)

ちんまかった女の子がこんなに大きく育ったよ。

そんな20年。

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2009年3月12日 (木)

青嵐

さて、「百鬼夜行抄」。

http://www.ntv.co.jp/oni/

ズバリ見どころは、

渡辺いっけいの青嵐(の食いっぷり)。

映像では中間管理職ポジションをよく振られるいっけいさんですが(また上手いしね!)

今回はそういう「渡辺いっけい」らしからぬ役。

めんどくさそうだし、冷たいし、不親切だし、ふてぶてしいし、ごますらないし、正体不明だし、

そしてそして

ありえないくらい汚い食い散らし方(笑)

あんな汚い食べ方する人、初めて見た。

マナーがっていうレベルじゃない。

その役どころは、

「主人公の死んだ父の体に憑りついている妖魔の龍」

見た目は人間でも中身は妖魔なので、食べ方が変なの。

青嵐はとても食いしん坊な妖魔なので、いっけいさんはいつも何か食べてます。

豪快に顔を食器に突っ込んでガツガツ食う犬食いなんて序の口。

箸も全然きちんと持てていないし(妖魔だからね)

せんべいは口の端からボロボロこぼれおちてるし

大根やキャベツは生のまま丸かじり。

板かまぼことうどん玉(もちろん生)を鷲掴みで交互にむしゃぶりついてるのには度肝抜かれました。

なんつう食い合わせ。

おなか大丈夫・・・?

顔はいっけいさんなのにだんだん妖魔っぽく見えてくるから不思議だ。

そして汚い食べ方もだんだん可愛く見えてくる。

なんでも「汚い食べ方」をいっけいさんは撮影の合間に練習してたそう。

本番でこれだけ食ってるってことは・・・・リハや練習含めるとどんだけ・・・。

胃薬と白湯を差し入れしてあげたい気持になりました。

減量もつらいけど無理食いもつらいからねぇ・・・。

よく頑張った!えらいぞいっけいさん!

食ってばかりですが龍に変身するとこはカッコイイですよ。

体を張って演じた青嵐、とても面白い役なので、たくさんの方に見ていただきたい。

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2009年3月11日 (水)

生活の柄

先日の「ワーニャ伯父さん」は、場面転換の暗転で流れたのが

なんと高田渡であった。

Easycapture15_2

チェーホフに高田渡とはユニークな組み合わせだが、これが合う。

かなしくて、おかしい。

悲哀と滑稽はいつだって近いとこにある。

やりきれないけど、なんか良い。

デビュー当時に近い、比較的若々しい声のものが使用されていた(たぶん)のも良かった。

次の2曲が使われてたのは覚えてるのだが、ほかにもあった。

書いておかないとすぐに忘れてしまう。

「おなじみの短い手紙」

http://www.youtube.com/watch?v=Tx4n9PAw8aA

昨日の朝 僕は見つけた 

郵便箱の中の手紙

ただの短いおなじみの手紙は 一ページの長さにも足りなんだ

そいつは僕に 墓に入ったほうが 

死んだほうがいいと 内緒話

裏を見た 何も書いてない 

ただの短いおなじみの手紙

ただの鉛筆と紙だけで 

ピストルやナイフは何もいらない

ただの短いおなじみの手紙が 

僕の命をとってしまう 

君の命をとってしまう

「生活の柄」

http://www.youtube.com/watch?v=1fXLy7oTKh4

歩き疲れては 夜空と陸との隙間にもぐり込んで

草に埋もれては寝たので ところ構わず寝たのです

歩き疲れては草に埋もれて寝たのです

歩き疲れ 寝たのですが 眠れないのです

ちかごろは眠れない

陸をひいては眠れない

夜空の下では眠れない

揺りおこされては眠れない

歩き疲れては草に埋もれて寝たのです

歩き疲れ寝たのですが 眠れないのです

そんな僕の生活の柄が夏向きなのでしょうか

寝たかと思うと 寝たかと思うと

またも冷気にからかわれて

秋は 秋からは浮浪者のままでは眠れない

ああ、愛しの吟遊詩人・高田渡よ。

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2009年3月10日 (火)

百鬼夜行抄

「百鬼夜行抄」

http://www.ntv.co.jp/oni/

今市子の同名漫画が原作。

私が芝居を観始めたころ、花組芝居がこの漫画を舞台化していたっけ。

ドラマ版を見ようと思ったキッカケはとある出演者ですが、それは次回に回すとして、

今回は、その人以外で良かったところを書きたいと思います。

3話以降に登場する尾白と尾黒がめためたカワイイ。

夜の姿は小さな小さな烏天狗。

昼間の姿はただの小鳥(笑)

そして人間の姿になった時の尾黒を演じていた俳優さんが

妙―に伊藤俊人っぽい台詞回しだったので気になって調べる。

湯澤幸一郎さんとおっしゃるそうだ。

天然ロボットっていう劇団を主宰してるそうな・・・へぇ、初めて聞いた。

顔はちょっと鳥肌実系のような。

チェックしとこ。

尾白を演じているのはベターボーヅの渡辺道子さんという女優さん。

あのー、こちらも、美人さんなのですが、どこか「変」を感じさせる、そう・・・広田レオナのような(笑)。

「わかさまぁ~~」とヘロヘロになって雨に濡れながら傘持ってくる尾白は可愛いったらない。

あの二匹が飼いたくてたまりません。

私の使い魔になっておくれ。

そしてザスウ組からは、

6話に眞島秀和さんと中村靖日さんが。

12話には森下能幸さんが。(ちなみに同12話には鬼役で麿赤児が登場。似合いすぎだから。おなかよじれるくらい笑った)

眞島さんはチラッと出ただけでも印象に残る。

あの血の流しっぷりもいいなぁ(笑)

それからザズウではありませんが「ハチクロ」で真山をやっていた向井理さんが着流しに丸眼鏡の文学青年スタイルで登場するのも「らしくて」自然でした。

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2009年3月 8日 (日)

ナックスの洋ちゃん

大泉洋氏が第三舞台好きであることはわりと知られています。

北海道だったんで、公演を観に行くことはできなかったが

その代わりビデオで擦り切れるほど見た、というのを聞いたことが。

(ラジオ番組より抜粋)

大泉「第三舞台とかねー良く真似たねー。『トランシルバニアのサミーが死んだ!』とかねー

藤尾「(笑)・・・どういうシーンなんですか?今全然わかんないんですけど

河野「今分る人はおお~!ってなってますね(笑)」

大泉「これお芝居関係者には堪らない・・。サンシャインボーイズとかねー。東京サンシャインボーイズなんて三谷幸喜さんのねーショウマストゴーオンなんてやりましたねー。『それは~もみの木だぁ~!勘違いしてるぞぉ~!』

藤尾「(笑)どういう意味ですか?全然見えて来ないですけど」

大泉「『大田黒!生音でやってくれ』『かしこまりました~』サンシャインボーイズファンには堪らないワンシーン」

河野「随分途中から始まりましたねー」

大泉「ラヂオの時間って芝居のワンシーンですけどねー」

洋ちゃんってば・・(笑)

TEAMNACSで「朝日のような夕日をつれて」やったらこんなんかな。

ウラヤマ:森崎博之

エスカワ:安田顕

ゴドー1:戸次重幸

ゴドー2:大泉洋

少年:音尾琢真

ナックスよく知らないので、誰にどれをやらせたらいいのか皆目。

そして某雑誌をパラパラ見ていたら

堺雅人氏(洋ちゃんと同じく1973年生)も高校時代に第三舞台風味・・・・

というか、ぶっちゃけ第三舞台のパクリな戯曲を書いていたことが判明。

あなたもですかい。

それはあれですか、急に踊り出したり最後は群唱だったりするんですか。

そうかー、それじゃあ「ビューティフル・サンデイ」で晴れて大先輩と共演した時は、さぞかし嬉しい&緊張したろうなぁ。

「昔パクってました!」とは言えないだろうなぁ(言えないよそりゃ)

この世代の演劇人って多かれ少なかれ影響されてるのかも。

松田賢二さんもあんな怖い顔して第三舞台と遊眠社が好きだったそうだし

堀り返せばそういうのいっぱい出てきそうです。

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2009年3月 7日 (土)

劇団☆新感線「踊れ!いんど屋敷」

2000年。正式には「劇団☆新感線20th.Anniversary豊年漫作チャンピオン祭り・秋味R  古田新太之丞・東海道五十三次地獄旅~踊れ! いんど屋敷」

オールスター大感謝祭。

一応、脚本の中島かずき氏がそれなりにでっちあげた(でっちあげた、って・笑)ストーリーはあるものの、

3時間にわたり繰り広げられるのは

キャラの濃い変な人ばかり次から次へと登場して

「俺が俺が!」「私が私が!」「僕が僕が!」

阿呆の限りを尽くすという

(いい意味で)くっだらない、ほんましょーもない世界。

だって主役の古田さんからして、初登場シーンから

股間に天狗のお面一丁の「はだか侍」スタイル。

粟根さんもいつものように冷徹インテリ眼鏡ですが、最後の最後で変態が露呈して台無しになるし、

天草四郎の格好で華麗に踊り狂う高田聖子ちゃんに興奮し、

深沢敦さんやっぱ歌うまいわーと惚れぼれし、

もう新感線の劇団員化している池田成志先輩は謎の顔デカ侍・糸引納豆之介でネチャネチャしてて「真剣白刃取り」ならぬ「真剣頭取り」だし(書くのも阿呆らしい)、

こんなんばっか。

大の大人が一生懸命バカやってる姿が愛しい。

それにしても納豆之介の正体が○○だと見破れなかったのが悔しいわ(笑)

登場シーンからそれとなくヒントはあったのに。

最後に正体がそれと分かるとこはまとめとして美しかった。

そしてもうひとつ、新感線と言えばはずせないのが「音楽」!

ありとあらゆるパロディで埋め尽くされています。

もちろんすべて、パクリにならないよう、微妙にコードを変えたり歌詞を替えたりしてるのですが、その替え具合が微妙すぎる(笑)

私が分かったものを挙げますと。

古田さんの「開幕でい!」のあとに皆で歌うオープニング曲「GOING MY TOKAIDO」。

http://www.youtube.com/watch?v=ekqZhDNPDqM

これはQUEENBICYCLE RACE」のパロディ。

http://www.youtube.com/watch?v=kpy4xNAnWzM

「バーイスク!バーイスク!」のとこを「東海道!東海道!」に。

そうきたか!

聖子ちゃんたち天草三姉妹が歌うのはピンクレディー「UFO」(っぽい歌)

http://www.youtube.com/watch?v=orGjSb1GGb4

どこで使われてたかの説明は省きますが、ほかにも

THE POLICEEVERY BREATH YOU TAKE

http://www.youtube.com/watch?v=BnejNGprm3I

チャゲ&飛鳥「YAH-YAH-YAH

http://www.youtube.com/watch?v=w6w-cwc_buM

シブがき隊の「NAI NAI 16

http://www.youtube.com/watch?v=YUszENoGGOs

ウエストサイドストーリーの「TONIGHT

http://www.youtube.com/watch?v=5_QffCZs-bg

ラロ・シフリン「スパイ大作戦のテーマ」

http://www.youtube.com/watch?v=QgieKdzXR8Y

「マジンガーZ」のオープニング

http://www.youtube.com/watch?v=gYCT7M1kBtc

「デビルマン」のオープニング

http://www.youtube.com/watch?v=ef426BeH-Mo

山口百恵もどっかに使われてたなー。

ズッコケたのは逆木さんが巨大ゴスロリオカマ(吉田メタル氏)と一緒に気持ち悪く登場するところで歌うのが

井上陽水「リバーサイド・ホテル」(に、限りなく近い歌)

http://www.youtube.com/watch?v=u16bOppAzRs

私この曲大好きやのに・・・!

大人の色気あふれる名曲が、こんな酷い使われ方・・・(泣笑)

元ネタを知ってると思わずニヤリとしてしまいます。

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